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嬉しい知らせと予想外のトラブル


嬉しい連絡がありました。東京 世田谷の素晴らしい仕事を繋いで頂いた料理長がいよいよ自分のお店の
プランが具体化しつつあって、開店の際にはテーブルと椅子をお願いしたいとのメールでした。

青梅の方の自然豊かな土地が見つかり、なんと樹齢百年の檜が自生しているとの事です。
それを生かして素晴らしい木造のお店を建築してもらえる棟梁も見つかったと嬉しそうな御様子。

丁度東の窓から朝日が差しこんできました。

こちらまで、幸福な気持ちになりました。CIMG2865.jpg

そしていよいよとっておきの山桜をキャビネット製作のために用意しようとしたところ問題発生です。

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これはいわゆる内部クラックです。表面にはなんの割れも無いのに切ってみると中にクラックです。
この山桜は材木屋さんが最高の品質ですと言っていたので、乾燥材として購入したものでした。
大変なショックです。

私はギター工場から自分のキャリアをスタートしたので、自然木の乾燥は熟知しています。
これは一つには天然乾燥が十分でないのに、人工乾燥した管理ミスの可能性が考えられます。

早速材木屋さんに連絡して、交換してもらうように交渉です。

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折角の良い木が可哀想ですし、私の家具を楽しみに待っていただいているお客さんに対しても
申し訳ないですね。自然の木は大切に扱わなくてこういう事も起こります。

愛を持って木に接する事が何より大切と改めて感じています。

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我が家の食卓にすっかり馴染んだスクエアクラフトの木のバターケースはそういう自然の木に対する愛を
感じさせる見事な作品です。冷蔵庫という過酷な環境でもびくともしません。
愛用してます。

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我が家に起こったジャズブーム

東京ジャズの録画を見ていて、とても心地よかったので我が家にジャズブームが起こりました。

東京ジャズの素晴らしい所は新旧取り混ぜた多彩な音楽が一同に見れる事でしょうか。
アーチストも日本のジャズファンは暖かくて音楽をよく知っている。
日本はジャズの第2の故郷だと言ってました。

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まずとても知的なピアノプレイが印象的なビルエヴァンスのCDです。
自分にとってもクラシック音楽より静かな感じがします。

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現代最高峰のベーシストとの一人いえば東京ジャズにも出演していたマーカスミラーです。
そのあまりの素晴らしさに思いだしたのがこのジャコパストリアスです。

以前からこのアルバムの存在はしっていましたが、輸入版で購入しました。
私が信州の松本でギター工場に勤めながらバンドをしていた頃に実際にライブで見たのです。

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ウエザーリポートという当時の時代の最先端のグループのベーシストがジャコです。
そのどこか深遠な宇宙的だとさえ感じさせるサウンドをステージで軽々と展開する姿はいまでも
鮮明に覚えています。

改めて今そういう音楽をじっくりと聞いてみると、いまでも新鮮ですし完璧な音楽性ですね。
私の音楽の聞き方はその音楽が現在の自分にどう聞こえるのかという風に聞くのです。
先入観無しに、ただ聞いてみる事が大切です。
ウエザーリポートの残した楽曲は今の自分の心を強く揺さぶりました。
良い物は時の試練に耐えて輝きを放つものと思いました。

自分の作品もそうでなければなりませんね。精進あるのみです。

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これが当時私が引いていFENDERのエレキベースです。今でも大切に持ってます。
 
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そういえば由岐さおりが夜明けのスキャットをニューヨークで披露して大喝采を受けている番組(ソングス)
を見ました。1969年にヒットした楽曲を集めた新録が世界で受けているようです。

日本は自らが生み出した作品に対してもっと大切にした方が良いのでは?と思ったりしました。
音楽はまるでタイムマシンのようなものかもしれません。


10年前に作った椅子

10年前の2002年に私の椅子を買われたお客さんから連絡がきました。

サミット1 (1)

これが送られてきた10年使われている様子の写真です。
大事にされている感じが伝わってきます。

連絡の内容はもう一脚追加注文したいというものでした。
とても嬉しくなりました。
10年の歳月の使用に耐えて、びくともしない椅子をちゃんと作れていたのですね。
実はこういう連絡があって初めて自分の仕事の正しさが分かるものなんです。

注文にあたって座面下の貫の色を同じようにしてくださいとの事です。

サミット3 (1)

なるほどこの椅子はサミットオリジナルですね。
脚と脚を繋ぐパーツを貫と言いますが、2本はトネリコ(しろ)一本は赤い山桜ですね。
確かにそのバランスで作った記憶があります。

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また新しい気持ちで椅子を一脚一脚丁寧に作っていきたいという気持ちになりました。

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そんなわけで?携帯もドコモに変えてみました。
デザインもスッキリとしていて、どこか北欧のデザインのような感じです。
パンソニック製ですね。気にいってます。

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そして携帯の右にあるのがドイツ製FESTOOLのメジャーで最近入手しました。
自分も物を作る人ですから、使う道具のデザインと機能にはつい、こだわってしまいますね。

ちゃんと作られた良い道具を使うと、良い仕事ができそうな気がします。



幸福な食卓になりました。

火曜の午後は工房がお休みなので、息子が夕食を作ってくれる事になりました。

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我が家の樺材で作ったダイニングテーブルの上に料理が並べられました。
ちなみに床は無垢のくるみのフローリングです。
家具とおなじ仕上げなので、とても心地よい感触と質感です。

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伊勢神宮のおかげ横丁で購入した福と書かれた器には地元安曇野野の大根と豚バラの炒め煮が盛られました。

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これはサトイモの竜田揚げ風だそうです。見た目的にはとても良い感じです。

CIMG2824.jpg  

他にはほうれん草とトマトのツナドレッシングそしてカニ玉風ふわふわスープまであります。
何だか普通に割烹に来たみたいな雰囲気ですね。CIMG2830.jpg
だった
普通においしくて全員がもくもくと食べてます。
ちなみに椅子はサミットオリジナルを使ってます。
もう16年位使ってますが、しっかりとしていて体も気持ち良いので、家族には好評です。
この椅子を作った時に9歳だった息子がこんなおいしい夕食を作ってくれる時がくるなんて
時というのは不思議なものですね。




昭和の音がする日立のボール盤は良い機械

静岡の鈴木機械で見つけた日立の古いボール盤が、とても使い勝手が良くて安全です。

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最初見つけた時は他の素晴らしい機械の横にあって、おまけ的な感じで持ってきてもらったのですが、
これが意外と?使いやすいのでした。ちょっと音がからからという感じで昭和だなと感じてます。

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これ実は椅子のアームの大きい穴を角度を付けて開けるところです。
まず角度の精度が大切です。デジタルで計測して確認しています。
26ミリの特注ドリルを貫通させるので、けっこう怖かった作業工程でしたが、
この日立B13ボール盤は拍子ぬけするほど安全に穴があきます。CIMG1890.jpg


穴の位置の精度は、とても簡単で汎用性の高い治具を作ってみました。
スライド穴で半固定にして穴の位置の微調整をします。

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アームの墨付けとそれに伴う板材のカットの工程を少し工夫するだけですいすいと精度の高い穴開けができますね。こういう工程と治具作りのコツはやりながら考えて行きつ戻りつしながらが良いでしょう。
考えすぎはだめですね。動きながらです。

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調子が出て来たので、アームの内側の曲面を削るための治具を作りました。
ここは相当大きくけずるので、固定する方法が大切になってきます。

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まるでアームが空中に浮かぶようになってます。鉋が自由自在に使えるので綺麗な曲面にしあがります。
複雑な機構は一切ありません。治具は単純なほど良い!です。
使い勝手を改良するのも容易ですから、良い仕事ができそうです。

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初めは一枚の大きい板でしたが、こんな風にして綺麗な椅子のアームがいくつも出来てきています。



京都へ行ってきましたが、今日のお昼は浜松でうな重?

京都市中京区(市役所近くです)のbar K-ya のメンテナンスのために京都へ行ってきました。
京都南インターで降りて、北へと向かいます。

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しばらく街を走るといきなり東寺の五重の塔がドーン!と目の前に出現します。
関西の人は見慣れてしまって普通やん!と思っているようですが、相当な存在感があります。

今の時代だからよけいシンボリックなイメージを強く感じました。
松本城もちゃんと見るとすごい造形美ですけどね。
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これがK-ya(別館です。)のアプローチです。
京都の町屋そのものの佇まいを大切にしていて、妙な細工をしていないので
凛とした風情があります。CIMG2795.jpg


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昨年の12月に納めたウオルナットの大テーブルの状態は、とても良い状態でした。
オーナーが大変気にいっているようですよと、丁度居合わせたお花屋さんが言ってくれました。

私もとても嬉しくなりました。大事にされているのが分かります。
秀太郎工房の秘密のワックスで念入りに時間をかけてふきあげました。
空間との調和はさらに自然なものとなっていました。

高校の同級生が経営している南山でおいしい焼き肉(健康な牛なんですって)を食べてから
お客さんとしてK-yaさんに行きました。
おいしいカクテルを飲みながら4人で話が弾んでしまいました。
ふと気付くとお店にいる事を忘れてしまうぐらい。

今回の仕事はうまくいったみたいです。この仕事を繋いでくれた友人とオーナーに感謝です。

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これが私達の母校、洛北高校です。
天国のような楽しい高校生活でしたが、その武勇伝の公開は差し控える事にしましょうか。

とにかく面白かったなあという感じです。

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そしてその後友人宅で彼の手作りのスモークチーズとベーコンをおつまみにしてワインをちょこっと。
良い気持ちで眠りにつきました。

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そして今日は何故か?浜松のテニスショップでラケットを買ってしまいました。
テニスのコーチが持ってて良いデザインだし、バランスも良いと聞いていたので
思わず衝動買いしてしまいました。

ガットを張ってもらう間に浜松は鰻でしょう!という思いこみから老舗らしいお店でうな重いただきました。

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そして旅の最後に豊川の豊川稲荷さんに参拝しました。
ここは名古屋圏の商売の神様ですから、ビジネスマンが一杯きてました。

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おかげさまで今日の雪には高速で振られる事もなかったのが、不思議でした。
充実した一泊二日の旅行になりました。







夜、レコードに耳を傾ける


夜にふとレコードを聴きたくなりました。

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昔来ていたレコードでも、新しい装置で聞くと素晴らしい音質なので、新鮮な感動があります。
バリーホワイト率いるラブ&リミテッドオーケストラのレコードです。
誰もが聞けば覚えている曲ですね。

ジェットストリームという番組のテーマでもありました。
世界を旅行する気分になれる、落ち着いた深夜の名物番組でした。

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ラックスマンの糸ドライブレコードプレーヤーとヤマハの名機CAシリーズのアンプからは、
心が豊かになれるような美しい音楽性のある音が出てきます。

レコードの半面の時間の少なさが人の時間にちょうど寄り添う気がします。
CDさえも売れないような時代なのかな?とも思いますが
音楽を色々な方法で楽しめるすごい時代だなあと思っています。







2011あの日私達は京都の名園にいました。

3月11日のあの日、私と三男は神戸と京都の納品を無事終えて京都にいました。


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京都にしては風が強くとても寒い日でした。
私が育ったのは京都の修学院でしたので、このそばでいつも遊んでいたので、
息子と初めて一緒にみて不思議な感覚でした。

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私に似て?自分の好きな事を仕事にしたいというとんでもない考えのようで、
自然と共にある仕事がしたいというので、庭のデザインなんかどうなのという感じで
京都の名園をめぐったのでした。けっこう単純な発想ではあります。DSC00414.jpg

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そしてこれが有名な竜安寺の石庭です。
修学旅行の学生や外国人達で大賑わいでした。
引率の社会の先生が(たぶん)熱心に生徒達に説明していました。
その先生と生徒の関係はどこかとてもほほえましいものでした。

裏にあり蹲に書かれた 吾唯足知 という言葉の説明が耳に残りました。
あの大震災のほんの数時間前の出来ごとでした。

京都から帰る高速の途中で大震災を知ったのでした。
やはり心が相当揺れてしまい動揺しましたが、18日にベンチを納入してほしいという連絡が
又京都からあって、心を鎮めながら精一杯気持ちを込めて製作して再び京都にむかったのです。

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となりが伏見桃山御陵の竹林というお宅で、ベンチはその風景の中に見事に調和していました。
3月18日の京都のいつも通りの賑わいは何か特別に素晴らしいものに感じました。

吾唯足知 という言葉の本当の意味を考えさせられました。
自分のやるべき事をきちんとこなしてゆくその真っ直ぐな心と行いの大切さでした。
来週又、京都に行きます。CIMG2373.jpg






リョービ丸のことFESTOOL集塵機のマッチングはどうでしょうか?


家具製作の場面で意外に使う?丸のこですがこの粉じんは中々大変です。
しかし最近導入したリョービの丸のこの粉じんの飛び方は面白いとおもっていました。

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見事にまとまって後方に飛んでいきます。
何だか集塵できそうだなあと思ってカタログを見ました。

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小さくて見にくいのですが発見しました集塵ノズルがオプションでありますね。
楽しくなってきました。早速地元安曇野の穂高駅前にある、かねなか金物店の大森君に発注しました。
彼とは松本のスポーツクラブでも時々合います。

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これが取り寄せたノズルです。確かに丸のこ側にもビス穴がちょこんとあいてます。

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問題はFESTOOLとの接続です。ぱっと見て良さそうな気配です。
はめてみます。CIMG2661.jpg

当たり前のように完璧なマッチングで逆にビックリしました。
これは一体どういう事?と思ってFESYOOLのゴム製と思われる接続部を観察しました。

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これは非常に幅広く色々なパイプに対応出来る構造と思われます。
ここでもう一度確信した事があります。
FESTOOLの中心は集塵システムであるという事です。
他メーカーの工具もすべて接続出来ると説明されています。

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今回偶然にも入手出来たこのCT22Eですが、とにかく操作性、集塵能力、22リットル紙パック、静粛性
そしてデザインも独特の存在感です。愛すべき色と形?でしょうか。
あれだけ大変だった丸のこの粉じんがほぼ皆無です。驚きました。

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トリマーにも集塵シューベースを取り付けてみました。CIMG2665.jpg

完璧ではないですが、相当集塵効果があります。
日本の木工の機械も集塵しようという方向に向かっているようです。
綺麗な工房と作業環境は良い事ばかりのような気がします。
もちろん体のためにも優しいです。

工房悠の杉山さんから聞いたFESTOOLドミノのお話からいつのまにかこんなに工房を集塵するという
思わぬ方向へ来てしまいましたが、貴重な情報に感謝しています。




大切な木取りという工程と新しいバンドソー


木取りという工程がどう重要なのか?
そこで私達木工家が何をしようとしているのかを説明します。

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まずある家具を製作しようとする時に一番に思う事は、どの木を使おうか?今手元にある豊富なストックの
中から選択しなけれないけません。

昨日に続いて工房を整理していたら木目の流れが特異なので、何となく使いこなせなかったウオルナットの板の中に、突然肘付椅子の肘(アームと呼びます。)が見えました。
世の中の事は往々にしてそうだと思うのですが、ずっと見ているはずなのにある日それと気づくという事が
あるらしいのです。

アームが見えるという感覚はそんな風に不思議にふっとやって来るので、
その時は一瞬心が躍るように楽しい感じです。
椅子全体も頭のなかに絵としてうかんでるのです。

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という訳で静岡から新しくやって来た大型のバンドソーですいすいと切っていきます。
この一枚の板から3台分のアームが取り出せました。やったー嬉しい!という感覚です。
何故そんなに嬉しいかというと、
工房開設して28年目になりますが、この木取りという工程がうまくいけば良い作品が出来あがるからです。

おかげさまで、現在ほぼどなたかに依頼された家具を作っているのですから、
私が木と出会えた喜びがその依頼主の作品となり、そこで又喜びが生まれる事を経験しているからです。
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木と出会い人と出会いそれが静かな時間の流れに調和してゆくようにありたいですね。


今回鈴木機械さんに見つけてもらったこの愛知電機の大型バンドソーとの出会いも面白い物語でした。
折角素晴らしい桑原の手押しや服部の鉋盤を導入するので、それにふさわしいバンドソーを捜してくださいと
いうのが私の注文でした。そしてどうせならこの大型(何と特注の5馬力モーター)が良いでしょうと
いう連絡でした。アイチバンド2

すごく精度が高そうな機械だと直感しましたが、その緑色にびっくりしました。
高さ2.2メートルで幅が1.6メートルという圧倒的大きさでこの色は存在感がありすぎます。
もしかして明るいおだやかな色に塗り替えてもらえますか?と聞くとちょうど塗装やさんが来ているのでOK
という事になりました。色の指定はなんと自宅の塗装壁と同じにしてもらいました。
毎日みている色ですから、一番自然なはずですから。

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しかし工房搬入の時には一瞬あせりました。測ってみると高さがサッシの開口部とほぼ同じなのです。
運良くある意味奇跡的に工房内にはいりました。
良く入ったよねと感心?している私です。(以外にこういう時は冷静です。)

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実際に使って見ると2.5メートルの長さがある板も楽々と加工できます。
予想以上にストレスなく作業できるので有難いですね。

鈴木機械さんの見立ては全く確かで信頼がおけます。
今まで色々な人に出会ってきましたが、優秀な人ほど誠実で腰が低い?ですね。
そんなことが続くので、日本は不思議な国だなと最近思ってます。

あらゆる現場の最前線の人達がみんな誠実で素晴らしい仕事をしてます。


ウオルナット・テーブルの椅子の準備

工房を整理していたら、ひょっこりとウオルナットの厚板(6㎝の厚み)が出てきました。
この板は先日、京都に納品した板と同じ一本の木ですから、基本的に木目は複雑な感じです。

しかしよく見てみるとある部分の木目だけまっすぐな事を発見!しました。

おーこれはもしかすると椅子のラダーの材料が取れるかもしれません。CIMG1970.jpg

ここは木工用語ですから、わかりにくいですが要するに椅子にとって最重要な部材が出来るかもという事です。

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慎重に木目を観察します。失敗は決してゆるされない工程です。
今までの経験や勘を総動員しますが、思いきってスパンと厚板を切ります。

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曲線切り専用にしているマキタのバンドソーで引き割っていきます。
最初のかっとですべてわかります。

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見事なシンメトリーの木目が出てきました。美しい!!大成功です。
この瞬間はいつも自分の心が嬉しさで一杯になります。
それは私達木工家は実は木に合わせるしかないという事があるのです。
それでもその自然の歳月が作り上げた貴重な木と自分が一瞬調和したように感じるのでしょう。

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そんな流れをつかんだら、どんどんと椅子のパーツを作っていきます。
ただし一カットずつ木目をしっかり確認していきます。
途中で木の欠点のようなものがでてきたら、色々工夫してそれらを回避していきます。

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何だかキラッと光るものを発見しました。
楽々とカットしてあるので、鉛みたいです。アメリカの開拓時代の木なので銃弾のようです。
以前は電柱の碍子が出てきた事もあります。これは切れません!

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おかげさまで8個ぐらいのラダーの材料が準備できました。これを木取りといいます。
私が最も大切にしている工程です。
家具の美しさはこの時点で決まってしまう所があります。
まさに世界にここだけしかない貴重なパーツと思います。
大切に製作しなければなりません。
工房の整理は時に思いがけない宝の発見になることがあります。
今回も予定外の喜びになりました。

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さてどんな素晴らしいテーブルセットが完成するでしょう。
じぶんでもとても楽しみです。
もう一つの物語は静かに始まったようです。

山桜のデスクのお話と嬉しい来客の話

山桜のデスクが2台完成したので、注文主に見て選んでもらいました。

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一台の方が、不思議に大きさと木目のバランスが可愛く優しい感じに仕上がったので、
そちらを気にいられたようです。
オーダーよりも少し小さい感じですが、これからどこへでも連れていけそうな?感じがします。

自分に合う家具を選ぶ時に実は大きさがすごく大事なのです。
服や靴が自分に合うサイズでなければならないように、
その人や家族そしてお部屋に合うサイズを発見するのが、自分の仕事のスタートになります。

その場合直感が大切ですね。思いこみではなく真新しいキャンバスに絵を描くように
イメージを描くのです。そうすると何となく見えてきます。CIMG2626.jpg

これから新しい目標にむかってゆく娘さんにお母さんとお父さんからのプレゼントです。
気持ち良く楽しく集中すれば、自然に希望の明日が見えてきます。
勉強でも仕事でも落ち着いて静かに積み重ねてゆく事が理想でしょうか。

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そして午後突然工房悠の杉山さんが来訪されました。
杉山さんも静岡の鈴木機械さんと長いお付き合いをして、その誠実な仕事を高く評価されています。

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特にこの服部の自動鉋盤に関しては、その優秀さを知っておられたようで褒めてもらいました。

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木工家にとってこのような素晴らしい機械が現在探せば入手可能な状況というのは、
実はまたとない好機といえるのかも知れません。
当時の新品は250万円ぐらいしたそうですから、完全整備された現在の価格はその価値と性能において
実に安く感じています。CIMG1140.jpg


貴重な自然の木を使って人の心を幸福にする作品を作るのですから、
価格で木工機械を選ぶのはちょっと疑問?かな。

良い道具を持つのも職人としての誇りと仕事の美しさにつながってゆきます。


山桜のデスク完成です。


山桜のデスクが完成しました。

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山桜にしては少し変化のある木目の天板になりました。
昨年の春に長野市で製材した山桜ですが、個性的で美しいですね。
今年の干支にちなんだ訳ではないのですが、龍の模様をふと感じてしまいます。

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そのデスクの上にちょこんと置いてあるのは可愛い龍の一家です。
笑顔が満開です。お伊勢さんのおかげ横丁にあるちりめん屋さんで見つけました。
配色デザイン共に良い!ですね。

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こちらは少し大きめのもう一枚のデスクの天板です。
同じ山桜のデスクですが、木がちがうので個性がちがってきます。
私の場合、同じ形同じ材料で作っていても、それぞれが世界にひとつだけの家具になってゆくように
感じて作るようにしています。
そういう集中の仕方が自分に合っているのですね。
もちろん誰からもそれを教わったわけではないです、28年作り続けている内に自然にそう感じながら作ると
生命力を感じさせる家具が出来る気がするのです。

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最近テレビ番組で江戸の職人達の素晴らしい手仕事の作品を見ました。
洒脱でいて機能的な形の中に、自由な感性を感じて驚きました。
日本は手仕事の国だっただとあらためて思いました。
自分もようやく始まったばかりなんだと思えてきて嬉しくなりました。CIMG2616.jpg

というわけで明日から製作する小さいキャビネットの材料の準備が出来ました。
これも山桜です。

もしかしたら最先端の道具か?FESTOOL

工房悠の杉山さんのブログでFESTOOLのドミノが気になって色々調べていました。

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調べているうちに、FESTOOLの様々な工具がとても魅力的に思えてきました。
そしてすべての工具が素晴らしい集塵システムに組み込まれている事こそFESTOOLらしさなのかな?
と思っていたところに、突然FESTOOLのCT-22という集塵機の中古が出現してきました。

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おそらく現在この集塵機が世界的レベルで優秀だと思われます。
まずデザインが配色ともにキュートですね。おばあちゃんは子供のおもちゃだと勘違い?してました。
そして静音です。無段階で求人力を調整できますが、吸い込み能力も素晴らしいです。
そして紙パックタイプですから清潔です。なんと22リットルも集塵できますから、使い勝手もいいですね。

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そして最新鋭のサンダーであるROTEX90DXを導入しました。
CT-22とは完璧なマッチングです。スイッチは連動で、驚くべき事に粉じんはほとんど発生しません。

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家具工房にとってのサンダーの粉じんが皆無だというのはすごい事なんです。
元々私の工房は綺麗だと言われていますが、本当に綺麗になってきました。

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このROTEX90も静かな作業音ですから、心地よい仕上げの工程がいよいよ快適に出来ます。
ドイツ製の工具の優秀さをあらためて知ったわけですが、日本でも出来ない訳はないと感じます。

能力の問題ではなく企業理念の問題かな?と思います。

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日本製にもこんなに美しく精度の高い機械があったのですから。
服部の高精度軸軸傾斜盤は使うたびに喜びさえ感じます。
回転音さえまるでメロディーのように心地よく響きます。

2012が始まりました。工房も始動します(festool)

新年あけましておめでとうございます。

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市民タイムスにシルバーさん達が手作りの門松を作っていると、あったので何となく注文してびっくりでした。
こんなに立派な門松が来てしまいました。
晴れ晴れとした気分になれますね。


大晦日は久しぶりに紅白歌合戦をじっくりと見ました。
それぞれの歌手の気迫がすごくて、感動しました。
東北の祭りがあっぱれ出て来た時には、涙がでました。
日本の音楽はいつのまにか、極めて多様な音楽性を同時に持っているようになったと実感しました。

元旦はおいしいお雑煮とおせち料理をいただいて、穂高神社さんと有明山神社さんに初詣しました。
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2日の午前中にテニスの新春初打ち大会に誘われて、やまびこドームに出かけました。
木造の素晴らしい建造物です。

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40人以上の良き人達が集いました。中には現役の高校生の若者もいて、打球の速さにびっくりですが、
楽しい大会でした。おかげで、体がしゃきっとしました。

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3日は諏訪大社の上社さんに家族で初詣です。
大きな商売繁盛の熊手を思い切って買いました。
それやこれやで、お正月を満喫した3が日となりました。

4日から最新のマシンを使って仕事をはじめました。

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そのマシンの名はFESTOOL 家具工房の作業環境を一変させます。

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快調に作業して、ふと気付くと窓の外は一面の銀世界になってました。
それでも明日は晴れの天気予報です。
プロフィール

星野秀太郎、星野達彦

Author:星野秀太郎、星野達彦
安曇野の家具工房です。
shutarou_h@yahoo.co.jp

長野県安曇野市穂高有明 7363-2
TEL:0263-83-7586
年中無休

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