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巨大なブラックウオルナットの一枚板を削ります。

安曇野の秋にしては、どことなく暖かな日になりました。
いよいよ、ウオルナットの一枚板を削る事にしました。
まず必要な道具の準備です。なんといってもこれです。

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日立の最も軽量で小回りのきく電動鉋です。日曜大工で使いそうな刃幅82ミリのタイプですが、
調整次第では手鉋のように繊細に削れます。27年間修理しながら愛用してます。
現在もカタログにあります。どんなに大きな板でもこれで削ります。

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他に必要なのは、鉋の替え刃、板の長さの直定規、1メートル定規、スケールこれだけです。
いよいよ削り開始です。

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定規を当てて、どの辺から削りはじめれば良いのか見当をつけたら、何気なく開始です。
自然体で始める事が大事ですね。落ち着いた気持ちでないと出来ませんよ。

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いよいよ中から美しい木目が出てきました。想像以上の変化に富んだ色調ですね。

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ここで一度板全体の反りとかねじれを確認します。この長い定規一本でそれがわかります。
自分でもうまくいってるなという自信が少しずつ湧いてきます。

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鉋の刃を交換して、けっこうスイスイ削りますが何気なくやっているだけに見えて実はそうではありません。
27年間の経験から得た独特の技法を駆使しています。横で見ていても何をどうやって、綺麗に平らに仕上げてるかは、分からないかもしれません。

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とうとう全貌が見えてきました。すごい複雑な色調と変化に富んだ木目です。
新鮮で感動的な気持ちになります。おごそかといってもいいです。

長さが2.4メートル幅が最大1.3メートルのウオルナット、いよいよ仕上げ削りの段階に向かいます。
これがテーブルとして仕上がった時の事が少しずつイメージ出来るようになってきました。
ここからが木との対話です。私とこの木との関係が良いものになれば、そこに美しさが生まれます。


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日本の胡桃の美しさとは?

海外の胡桃も素晴らしいですが、日本の胡桃の素晴らしさはその多様性と繊細な色調です。

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ここには5種類の日本の胡桃の板があります。
名称としては、まくるみ、鬼胡桃、姫胡桃等が一般的に材木商では使われていますが、
実際は一本ごとの木質の違いはびっくりするほどです。
同じところで、まくるみですと言って買っても、その個体差は相当あります。

一つの家具を作る時に、出来るだけどの丸太の板なのかを、分かっていないと良い仕事は出来ません。
それは私にとっては、胡桃材を使う面白さにつながっています。何だか楽しいのです。

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この胡桃は波型の木目と少しオレンジの縞模様がはいっていて珍しいです。根っこの近くでしょう。
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この胡桃は木目がスッとしてますね。少し固めですので、仕上げるといい艶がでます。
テーブルにも向いていると感じる胡桃ですね。

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この胡桃はとても希少な木質です。百本に一本ぐらいの感じかな?
全体に細かいちぢれ模様があり、仕上がると高級感のある黒という感じです。

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そしてこの胡桃が最も素直で、標準木ではないかなと私は考えています。
少し柔らかい感じですので、椅子の座面に使う事が多いですが、チェストを作るにもいいですね。
同じデザインでも端正で上品な作品に仕上がります。

私がある家具を製作する時、その空間に合うのは上品で端正なデザインだなと判断したら、
使う板も端正な感じがするものを選びます。

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この奥行き60センチの堂々たるチェストは、東京の弟から依頼されたものです。
家の大黒柱のようなチェストという注文でしたので、チェスト本体は素直な胡桃材を選択
引き出しの前板つまり正面の板は板そのものに独特の個性と力強さがあるものを選択しました。
2種類の胡桃が生み出す美しい調和がその存在感を生み出していると思います。


自然が作り出した無垢の板ですから、その育った環境で色々な表情を持っているのでしょう。
そういう自然の木の力を感じながら作品製作するのが、自分のスタイルでしょうか。

胡桃材の不思議について

アメリカの胡桃をティーテーブルに仕上げてみました。


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以前に試し塗りした時は、もう少し色の濃い感じだったと記憶しています。
それよりもずっと透明感のある上品な色に仕上がりました。CIMG1574.jpg

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透明感というのは木目が立体的に見える感じですね。魅力があるという事です。
このアメリカの胡桃は5年以上まえに福島の奥会津にある木こりの店で出会った丸太から製材した板です。
製材した時に中から電線の碍子が出てきて全員びっくりでした。
開拓時代に電柱として立ち木を使ったんでしょうね。鉄砲の弾も時々でるそうです。

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そしてもう一枚の胡桃の板を仕上げました。節の周りの木目が実に綺麗です。
胡桃は不思議な木で、節周りがうまく削れるのです。狂いも少ないです。
他の木では、こうはいきませんね。
この胡桃の板は町田市で出会いました。
日本の胡桃なのかは謎です。
ロシアの胡桃ではと推測していますが、ロシアの胡桃を使った経験が余りないので、確定は出来ません。

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これは確実に日本の胡桃とわかっています。どことなく上の板と似ているような気もしますね。
日本の胡桃の特徴はしっとりとした感覚ですね。
個体差つまり一本ごとの色調の差はすごくありますが、どれも仕上がると良い家具になってます。

胡桃はほかに中国胡桃があります。真っ直ぐで長い板はけっこう中国胡桃の事が多いです。
割と単調な木目で最も柔らかいです。

ふと気がつくといつのまにか日本各地と世界各国から不思議な胡桃材がたくさん集まってしまいました。
仕上がったそれぞれの胡桃の板を見ていると綺麗だなあ、いい色だなあと思えて楽しい気持ちになれます。

穂高神社さんのケヤキ大テーブル

穂高神社さんに納めたケヤキの大テーブルを見に行きました。CIMG1515.jpg
御祈祷される方の為の待合室の為の大テーブルです。3年位前でしょうか。

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この写真がケヤキの一枚板を仕上げた直後の写真ですね。
長さ2.8メートルで幅1.5メートルもあって、工房の中に入れる事が出来ず外で製作しました。

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この製作のためにカナダ製の大型テントを購入しました。
東京の町田市にある何月屋銘木にレベルプレーナーという、一枚板を見事に真っ直ぐ削れるすごい機械があったのですが、大きすぎて出来ないと断られてしまいました。
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板も大きすぎると大型木工機械でさえ、加工できなくなってしまうのに気が付きました。
最後に頼りになるのは人力です。長い木製の直定規で確認しながら小型の電動鉋で削っていくのです。
日立の軽いタイプが良いですね。替え刃はたくさん用意しておきます。
正確にしかも木目に逆らわずしあげるのは、相当の経験と秘密のノウハウが必要です。

それまでも小さな一枚板は手で仕上げていたので、どうにかこうにか基準面をけずり厚みも大体に揃えていきます。比較的ねじれがなかったのでうまく削れたようです。

材木屋さんの話では、完全に乾燥しているとの事でしたが、ケヤキは動きますね。
自分の手元においてある板だと、乾燥度や狂い方など安心して管理できるのですが
そうでない板にはより注意が必要だと感じた仕事でした。
最近の常識では使用可能な木材の含水率は10%以下が安心だそうですから、板を買う時にお店の方に含水率を聞くと良いかもしれませんね。板の乾燥度は木工家にとって最重要な知識ですね。
ちなみにこのケヤキの板は神社さんが所有されていた板です。乾燥度は?という事ですね。

最近大きな板を削る場合には、一度レベルプレーナーで平らに削ってから、
工房内でしっかりとシーズ二ングをしています。
そこで、乾燥の度合いを見極めて、反りや狂いを出させてから、最終仕上げにとりかかります。


大きい一枚板の場合には、通常と違って特別な製作工程と配慮が必要です。CIMG1376.jpg

来週からブラックウオルナットの大テーブルの製作にとりかかりますが、
まずは仮の削りとしてレベルプレーナーの工程に入ります。
それからいよいよ工房内へと進みます。少し心が躍ります。


安曇野の2つの展示会に行きました。

秋晴れの下、安曇野市穂高で開催されている2つの展示会にいきました。CIMG1533.jpg

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穂高神社の参集殿安曇野の芸術家20人の展示会です。秋の恒例です。CIMG1517.jpg
素晴らしい作家がそろっているので、見ごたえ十分です。私も静かに木馬で参加中。

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まさに安曇野穂高は芸術な香り高い麗しの里ですね。
そして、もう1つの展示会が高橋節郎美術館の南の蔵で開催されています。

友人でもあるサンドアートの作家、石田恵美ちゃんのこころの窓という楽しい展示会です。
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とても雰囲気の良い会場で作品との調和も素敵です。

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作品の説明やタイトルの話で楽しいひと時をすごしました。
ひさしぶりに良い刺激を一杯もらいました。



もの作りに共通するお話です。

もの作りに携わる人にとって、ある共通の悩みあるいは疑問があると思います。
音楽家、画家、小説家、映画監督はもちろんのこと私達木工家にもそれは同じように起こっています。

それは精魂こめて作り上げた自分にとっての会心作が、ヒットするとは限らない事です。
それどころか、ただ何となく思いついて作ったものがヒットする即ち売れてしまう事でしょう。

ビートたけし監督の映画も評論家や世界では絶賛されても興業には結びつきません。
音楽の世界でもそれは顕著ですね。今でこそ偉大な音楽の父とよばれているバッハも当時は田舎の教会の
専属作曲家としての地位しかなかったのです。

絵画の世界ではゴッホがそういう意味で最も有名ですね。
彼の生前中は全く評価されていなかったのですから。

ここで自分の話をすると、偉そうで怒られてしまいそうですがお話してみましょう。

正直な話1984年に工房開設して、全く自分の作品は作れなかったし売れませんでした。
野辺山のクマ工房という友人のおかげで、仕事をつないでいました。

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例えばこのドレッサーは完全にオリジナルのデザインで、構造も緻密ですし、使い勝手も最高です。
最高の材料、技術、熱心さを持って作り上げた会心の作でした。2台しか作っていません。

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そしてAチェアです。独創性?の高い構造と手仕事の比重の高いデザインで組み立ても複雑です。
自分では、作家としての妙な自己満足を感じられた椅子です。
松本クラフトフェアの出品した時にはけっこう評判でした。
後にカウンターチェアやキッチンチェアとして、展開していきましたが、製作した数はそれ程多くないです。
ただ今でもすごく好きですと言ってくれる方がいて、嬉しいですね。

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そしてAチェアを発表したつぎの年、作家としてのプライドや自己満足ではなく、
ただただ人を優しく暖かく包み込むような存在感の椅子を作ってみようという気持ちで製作したのがこの椅子です。
何かを参考に作ったわけではなく、自分の中のイメージだけで作ったので3週間程試作に費やしました。

クラフトフェアではその存在感があまりに自然であったためか、それ程の評価はなかったと記憶しています。
しかしその直後AQデザイン阿部蔵之氏主催の美ヶ原ウッドワークサミットにおいて、
海外ゲストのための公式椅子として採用され、阿部氏よりサミットチェアの名前をいただきました。

その時自分自身の気持ちの中では、サミットチェアが本当に自分の会心の作だという感じはなかったです。
しかし次第に座り心地が評判になり、多くの人から愛される椅子として成長していくにつれ、私もこの椅子を愛するようになっています。今ではアームチェアなど10種類の派生モデルがあり、すっかり代表作ですね。

こうして27年間の工房の歴史を振り返ってみて、作りたいものそして自信作が売れるとは限らないという事が、ある意味では事実であり、ある意味ではそうではないとも思えます。

自分の小さなプライドや自己満足を捨ててただ無心で進む時に、そこにたどるべき道が見えてくる。
理屈でなく人は体験を通してその人の真の仕事に出会ってゆく、そういう事かなと思っている今日この頃です。





ひさしぶりに、ちび椅子の製作です。


安曇野スタイルの秋のイベントが迫ってきました。     
そこでひさしぶりに、ちび椅子の製作をはじめました。
現在ショールームにおいてあるのは、非売品なのです。

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理由はこのちび椅子が1985年に私が長男のために作った椅子だからです。CIMG1489.jpg

初めてのオリジナル作品と考えています。
デザインのアイデアはとても単純で、背もたれがハンドルのように持てる椅子というものでした。

座る部分はミズナラで脚はタモという木です。脚も全て手で削って作りましたので、どこか無骨です。
ハンドルの様な背の部分は、なんとアンズの木です。
自宅の近くの農家から、アンズの丸太をもらって製材してもらった貴重なものです。

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今回は山桜と写真のトネリコで作ることにしました。
とても綺麗な木目だったので、大事にとっておいた板です。CIMG1481.jpg

子供の椅子なんですが、何故か大人にも大人気です。実際に座ってみると楽しい子供心になるみたいです。
というわけで、木目のバランスにとてもこだわって木取りしてます。
美しく作ると大人は勿論小さな幼児にも良さがわかるみたいですよ。

桜の座面にトネリコの背というバージョンも用意してます。

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脚はいつものように、正確で美しい仕事をしてくれる金澤図工さんに頼みました。
家もすごく近いし、彼自体センスの良い椅子を作れる人なので、仕事に感性を感じます。
花梨の脚です。贅沢です。貴重です。

今回は息子に教えながらの製作なので、中々大変です。CIMG1484.jpg
26年前に生まれたちび椅子の作り方を26歳の息子に教えるのも不思議な感じですが、良いものです。

東京2日目、目黒のお宅へ納品です。

天気予報では、曇りがちかなという感じでしたが暖かな晴天の中、2日連続の東京行きとなりました。
これには諸事情があるのですが、あまり深く気にすることなく、息子と2人でドライブです。

紅葉が1日で進んでいて、緑の中に黄色や赤の微妙なトーンが混じって、見ていて楽しいですね。
富士山も中央道から、かすかに見えて満足です。

品川という事で、着いてみるとそこはとても閑静な住宅街で、
美智子様の生家がすぐ近くにあるという素晴らしい町でした。
2階のお部屋に、中テーブルを搬入しました。

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椅子はサミットオリジナルですね。定番中の定番の椅子で、座り心地が高い評価を受けています。
この椅子はいわゆるスピンドルチェアーというスタイルでして、色々な形の丸い棒の椅子ということですね。

そのスピンドルは安曇野の私の工房のすぐ近くに住む、スーパー職人の金澤君に作ってもらっています。
彼とは長年の友人で、どういうわけかお互いの近くに家を建ててしまったんです。偶然にです。
かれは木工旋盤のプロであると同時に鉄のストーブも作ってしまうという驚異的な才能の持ち主です。

私はたくさんの種類の椅子を作るのと同時に試作も頻繁にするので、スピンドルの種類だけで百種類ぐらいあると思います。秀太郎工房の椅子は金澤君と私の共同作品といってもいいですね。
感性もあって技術もあり人柄が良いという三拍子そろった彼なくしては、秀太郎工房の今もなかったでしょう。
新しい作品をデザインする時に金澤君と相談して、美しいおさまりと精度の出し方を話し合ったり出来るのも
本当にありがたいです。
秀太郎工房の周りには、その他にも素晴らしい材木屋さん、機械屋さん、ガラス屋さん、研磨屋さん、鉄の作家さんそしてなんといってもスーパー職人の金澤君がいてくれるので、良い家具が製作出来るのです。

そのうちに私の息子に武者修行をさせて、鍛えてもらおうかと思っています。

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山桜のテーブルです。長さ140㎝を初めて作りました。テーブルの下の方に横に渡してある木の事を貫といいますが、足をちょっと置くのにちょうど良くて、好評なのです。
今は2脚のセットですが、4脚がきっちりおさまるように設計してます。
使い勝手を良くする事とデザイン性というのは、ちょっと反比例するような所があるのですが、
ぎりぎりの接点をいつも見つけるようにしてます。

部屋にはこんな素敵な額がありました。CIMG1475.jpg
なんとお手製だそうです。CIMG1474.jpg

椅子に座って楽しくお話がはずんでしまいました。


緑豊かな都武蔵野市のお宅に桜のテーブルセット納入

1年前の安曇野スタイルの展示会で御注文いただいた山桜のテーブルセットをようやく納入しました。
緑豊かな武蔵野市の中にあっても、とりわけ良い木立に囲まれた環境です。
樹齢の高いケヤキが多いので、どことなく風格がありますね。
落ち着いた空気が流れていました。

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エントランスも広々として素敵です。
子供たちが楽しそうに遊んでいました。CIMG1470.jpg
竹林がうまく配置されているのが独特ですね。いい感じです。

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その分搬入は4往復して、少しだけ汗をかきましたけれど、予想通りお部屋にぴったりと調和しました。
展示会を見て自分の直感を信じて、注文しますと言っていただいていました。
製作者としてもそれは嬉しい言葉ですから、良い作品が自然と出来あがります。

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フローリングの床のウオルナットとの色調のバランスも調和しています。
テーブルの脚のラインにウオルナットが入っています。CIMG1462.jpg
ここから始まる幸せな物語のお手伝いが出来たという嬉しい気持ちで帰路に着きました。
東京は曇り空でしたが安曇野に帰って来ると星空が見えていました。

オーナーさんから早速感想をいただきました。

実際に我が家のリビングにテーブルと椅子が置かれて思うのは、
あったかいなぁということです。
うまく言えないのですが、部屋の温度がほんのりあがったような気がしています。
あたたかいぬくもりのオーラが出ていて、ほっとできる。
いつものごはんも、なぜか特別においしく感じられてしまうのです。

帰宅した夫も、雰囲気ががらりと変わっていて、驚いていました。

本当にありがとうございました。
星野さんに頼んでよかったです。

(作品の良さを分かっていただけて本当に嬉しい気持ちです。ますます精進しなくてはいけませんね。)私

自然から受け取るメッセージとデザイン

人は自然から様々なメッセージを受け取って、それを作品にしています。
ある人は音楽を作り、ある人はダンスを創作し、ある人は絵画をえがきます。

私は受け取ったメッセージを抽象的なラインとして表現しているみたいです。

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北アルプスに最後に父と登った時に出会った大きな栂の大木の根っこの所で、休息させてもらいました。
その大木に触れていたイメージは暖かくて静かだけど、力を感じるものでした。

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そして出来たのが、この森の椅子です。
木というのは、勿論大地から生えているのですが、空からもなにかのエネルギーを受け取っている気がして、
この椅子のコンセプトになったのです。
椅子の後ろの部分の曲線とフォルムは、自分が感じたメッセージを抽象的な形に置き換えた物なのです。
曲線そのものが大切な意味をもっているように作ってしまうのは、自分でも不思議です。

京都で過ごした、小中高校時代に私はボーイスカウト活動をしていて、
京都の北山を巡りとても鮮烈で美しい森を経験しています。
森で出会った風、光、雨、霧、雪はどれも厳しく優しくて、本当の時間がそこにあったようでした。

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人と森の間には、明らかに境目があると感じました。
そこを里山と呼んでいるのでしょうか。
今も昔も自分にとって豊かな世界とはこの絵のような風景ですね。

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日々刻々と変わる森の姿は、いつも自分に新鮮な発想をもたらしてくれます。
同じ景色に見えて、昨日とはどこか違う自然に気がついた時、
同じ椅子を作っていても、今日の椅子は昨日までと少し違ってくる
それがわたし自然から受け取るメッセージといってもいいのかもしれません。

日本の山は宝物です。

若い営林関係の方とお話をしました。静岡と長野の県境を管轄しておられるようでした。
信州大学の農学部出身だったので、後輩ですね。私は工学部中退ですけれど。

日本の山の森林の資源量は実はここ30年で、相当増えているそうですが
一般的には木を伐採したり、更新することの意味を取り違えている事も多そうです。

静岡でもナラ枯れといって、大径木に虫が入って枯れてしまう事が問題になっています。
日本の里山は特にそうですが、人の管理や手入れがその森を美しく健全に保ってきたのです。

私も現在の工房を建てる際に、近隣の方の希望もあってたくさんの大きい赤松を伐採しました。
花粉の被害と風で倒れやすく危険との理由でした。友人の陶芸家が登り窯の薪として、持って行ってくれました。
素晴らしい作品として生まれ変わったみたいですね。


姿の良い健全なクヌギは大切に残しました。赤い実のつく冬青(そよご)や夏はぜも自生していました。
それら残した広葉樹は、ずいぶんと成長してきましたよ。
日本の森の再生能力は本当に素晴らしいものです。それを日々実感しています。

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緑の葉っぱが茂ってくると、そこに昆虫や虫がやって来てこんな可愛いかえるやってきます。
これが手入れのいき届かない人工の針葉樹林だと暗い森になってしまいます。
健康な生態系とは言えず、保水力も弱まります。
大雨ですぐ洪水になってしまいます。日本の森の自然な姿は広葉樹林でしょうから、植林された赤松、カラマツ、杉などの山はしっかりと間伐という手入れをしなければ、いけません。

そういうわけで、1年間の日本の山に放置される間伐材の量は、途方もない量なのです。
搬出してもコストが合わないのです。
それらをバイオマス発電などに使えれば、立派な循環型の自然エネルギーです。
世界でもっとも綺麗とされている日本の水も山や森があるからこそです。

山や森が本当の宝物だと気付けば、ずいぶんと人の山に対する気持ちも変わるでしょうね。
目先の損得勘定よりももっと大切な生命の本質を信じて行動する事が、これからの未来への希望でしょう。


人々が日本の山や森に興味や正しい知識を持ってもらえるようにしたいですね。
それにはまず毎日、小さな若木の生長を見守ったり、少し枝を払ってあげたりして直接触れる事でしょうか。
心をこめて、一本一本の木や草花と接していると、驚くべきそれらの日々の生長を通して自然の力を感じとれます。
理屈ではなく体と心で体験することこそが真実への道でしょうね。

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2009年初夏、赤松を伐採した後に地面からあっという間に生えてきた若いクヌギです。
これらの中にはもう3メートルまで成長した木もあります。
今年はとくに小鳥達を多く見かけました。

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2011秋、大きいくぬぎ達の紅葉と青空です。アトリエの窓から。

良い家具を買うと幸福な気持ちになれるみたいです。

先日ローテーブルを納品したお客さんから、電話がありました。
家具の感じはどうですか?と私が聞くと何だか幸福な気持ちになりました。と言われました。
奥さんが入れてくれた一杯のコーヒーの香りさえ、今までより素晴らしいものに感じたそうです。

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そう言われた私もとても幸せな気持になりました。
作り手としては最上級の褒め言葉をいただいたそんな気分です。

このテーブルは栗の一枚板ですが、偶然に私の実家新百合丘の近くの何月屋銘木店でみつけたのです。
とても自然な感じのする木目と木質で、素敵なテーブルになりました。
何月屋さんにはレベルプレーナーという最新鋭の機械があるので、板をまっ平らに削ってくれます。
ただ木工家と銘木屋さんには、板の乾燥度についての考え方に相違があるようですから、あくまでも仮にそりとねじれを取って板の様子を見るという感じにしてます。木の事は木に聞くという事ですね。

そして気がついたのです。
私は人をしあわせにするために、良い家具を作っているんだって事。

心にスーッと落ちてきました。そうだったんですね。CIMG1284.jpg
心に花が咲いたように晴れ晴れとしてきました。

素直な心、楽しい心で木に向かい合って、技術や知恵を駆使して、その人のために良い家具を作り上げてゆく
それが、自分にとっても人にとっても幸福の種子になってゆくものなんですね。

自分に勇気を与えてくれた、一本の電話でした。感謝。

今年の新米が届きました。

今年の新米が届きました。安曇野市の北にある大町市。
そこにある木崎湖のそばで、家族で素晴らしいお米を作っている山本さんを紹介していただきました。

無農薬、有機栽培しかも天日干し(はざがけ)です。
心をこめて作ったお米をわざわざ御夫婦で届けてくださいました。

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良質の米を作るお話等も聞けて、とても信頼感を持てました。
特に無農薬でありながら、収量をあげる工夫と熱意には感服しました。
このお米は生命のエネルギーがすごくあるだろうなあと感じましたし
私も毎日自然が作り出した木に触れていますから、そういうお話が心に響きました。

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ほとんど保存のためにモミのじょうたいですが
少しだけ玄米があったので早速家庭用精米機で、三分づきにしてみました。栄養は玄米に近い状態です。

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和の鉄人のプロデユースのこの精米機、とにかく優しくお米を精米してくれます。

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いただきまーす。
家族全員が笑顔になりました。甘みがあって、食感がとてもいいです。
一言でいえば、おいしすぎます!!

伊豆のおみやげのカマスもあったので、食卓がすっかりお祝いモードになりました。
日本人で本当によかったと、思ってしまいました。
良いお米があると生活がとても豊かに感じると実感した一日でした。


ウオルナットの原木からテーブル天板へ

とうとうブラックウオルナットの巨大な原木をテーブルへと変身させるスタートの日です。
青空です。気候も程良い感じですが、相当なプレッシャーは朝からあるみたい。
世界に一枚(4枚の共木)の板ですから、失敗は許されません。

今回注文のあったのは京都の町屋を抜群の美意識で作り上げたなお店なのです。
私は京都出身でもあるわけなので、色々な思いがあっての事です。

まず昨日確保した、最新の電気丸のこを用意します。

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ウオルナットの厚みは75ミリ、この丸のこの切れる厚みはなんと76ミリです。
おそらく大工さんの強い要望からうまれた最新技術満載のプロ用の機械だと考えらます。
仕事がはかどりそうな予感がしてきました。



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手では持てない程大きいので、マイフォークリフトで原木を移動します。
そのまま作業台になるので、都合がよいのです。

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さあいよいよ製作開始します。まずは木目の様子をしっかり見て端をカットします。
特に乾燥割れというクラックは上面と下面の両方を確認しなければいけません
材木は乾燥途中で様々な欠点が生じたりするので、慎重に切る位置をきめます。




カット開始です。さすが最新型の丸のこだけあって感触がすごく軽くてすいすいと75ミリの厚が板が切れます。

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手が届かないので、板のうえに乗ってしまいます。切り終わりは特に慎重に丁寧にを心がけます。
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とにかくひたすら集中して、2枚の原木から2台のテーブルの天板へと加工が進みました。
右側が京都へ行く予定で、長さが2.5メートルです。
左はショールームの新しいメインテーブルかなと思っています。
4枚の原木がこれからどんなテーブルになって、どんな素敵な空間で使われるのでしょう。
私が一番楽しみにしているかもしれません。CIMG1345.jpg




家にとって大切な玄関ドアの話

最近玄関ドアのお話がありましたので、以前施工したお宅のドアの写真を用意しました。

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物語に出てきそうな安曇野の森の中のお宅です。
まるでモザイクの様なドアをデザインして欲しいとのオーダーでした。

そういう漠然としたイメージを伝えてもらえる事こそとても大切ですね。
私はいつも自分の作品が全体と美しく調和することを、良い仕事と考えているので、
施主さんと色々な話をすれば、何かがきっと見えてくるのです。

そしてこのドアのオーダーの理由は、実は断熱効果が良いという事があるのです。
たとえ手作りのドアでも正確で丁寧な施工をすれば、適正な断熱効果を望めます。

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これが、秀太郎工房のショールームのドアーです。
とてもシンプルなデザインですが、建築全体から見ると、良く合ってると思っています。
ドアーの取っ手のデザインに興味を持たれる片も、時々いらっしゃいます。
ギター製作からこの道に入っているので、取っ手は得意なのかもしれませんね。


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このドアーの製作は実は、1枚のペアガラスを友人のガラス屋さんから、もらった所から始まってます。
他の仕事で余ってしまって、もったいないので(使えないかな?)譲ってくれたのです。
その寸法を測ってみると、使えそうだったので、ガラスからドアーのデザインをした訳なんです。

デザインも偶然の出会いみたいに出来てしまうもなんだなあと、思えた出来事ですね。




8枚のブラックウオルナットが揃った。

あまりにも大きすぎ素晴らしすぎて、家具に中々ならない板もあるのです。
そのブラックウオルナットがとうとうテーブルとなって、京都にデビューする事が決まりました。

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長さが3メートル狭いところで90センチという、とんでもない原木が4枚あります。
この中から、今回京都へ行くことに決定したのは、下の写真のげんぼくです。

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重すぎて裏側が見れないので、フォークリフトで高く持ち上げて、下から確認しました。
2380センチの長さのテーブルが出来ます。

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この板の端っこで作ったベンチのアーム部分ですが、見事に美しい色調と木質をもっています。
手の感触も心地よくて、ほれぼれします。

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この4枚も別の板ですが、素晴らしいです。左側2枚は優美な曲線をもっているので、ベンチになります。
長さは2.6メートルもあります。右側は中テーブルかな?良い木質です。
明日から、深切り出来る丸のこを準備して製作開始の予定です。



秋の日の午後

秋の日の午後、あまりの天気の良さと程良い気候にさそわれて、家の周りの片付けです。
夏まえに植えたブナを眺めていると、来年の春の新芽がしっかりと準備されていて、驚きました。

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自然は偉大です。自分自身で季節の変化を分かっているようにして、内から成長していくのですから。
今は2メートル位の若木ですが、将来どんな大木に育つのか楽しみです。
夏の日陰をおねがいします。

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そして赤く色付いた実を発見! そよごの実ですね。地元安曇野の人もそよごに実がなる事を知らないようでして、驚かれていました。このそよごは冬青と漢字で書くらしく、先日来訪された片の息子さんは冬青ちゃんという名前でした。この土地に元々自生していたものです。

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そしてピンクに綺麗に色付いた山ぼうしの実です。なんだかお菓子みたいです。
後ろで紅葉している葉っぱは、なんと漆の木です。妙に美しかったりします。

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そしてこんな平和な秋の午後には、こういう音楽が・・
中央がジェームス・テーラーの名盤スイートベイビージェームス。わたしが高校生の時にレコードを買ってずっと愛聴していましたが最近CDでも買い直して工房で聞いてますが、やはり良いものは良いです。
左が山下達郎と大貫妙子が在籍していたシュガーベイブのソングスです。これは信州大学で松本に来てから、レコードを買って、下宿での愛聴盤なのでした。

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これが工房のオーデイオシステムです。まるでコンサート会場のような音がします。
いい音楽をいい音で聴くと、心が晴れ晴れとして仕事が進みますよ。
そういう訳で、秀太郎工房は年中休みなしですが、工房を心地よい空間にしてあるので、それも又楽しです。


木の木目とデザインの関係

木工家は勿論、木が好きなので自然の木目を生かそうとしています。
色々な人の作品を見ていると、それぞれ響く所が違うんだなあと感じて面白いです。

私の木目に対する考え方は、その形に自然に寄り添うような木目を選ぶ事でしょうか。

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低い椅子のアームと一体のラダー部の木目は、アーチ状でシンメトリーな木目が綺麗に出る事によって、
形とラインの美しさが一層際立って来ると、感じています。
見方を変えれば、とても形が自然に見えるという感じかな?
毎日使う家具ですから心地よい風景をイメージを感じさせる家具が、いい家具なのかなと思っています。

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サミットシリーズの椅子のラダーは形状が微妙にちがうので、木目もそれに合わせて最適な物を選びます。
そういう事もあって、私のストックしている板の種類と量はかなり多いと思います。
胡桃や桜は、一本ごとの個性が面白いほど多様ですから。

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キャビネットに関しては、柾目の真っ直ぐな木目がデザインに対して重要です。
それによって、箱物としての端正な風格が醸し出されるのです。

木目と木の質感それらがデザインと正しく調和すればそこには、おだやかな存在感が生まれるのです。
私が家具に求めるのは普遍的な美しさです。時代を超えてゆくと言い換えてもいいですね。
それを備えた物はいつでも人や社会に幸福感をもたらすと信じて、木と日々向き合っています。

そして明日は、素晴らしい大きなブラックウオルナットの一枚板と向き合います。
安曇野の天気も良さそうですし、楽しみです。

丸太買いとは何なのか?その利点とは。

私の材料のストック方法は、主に丸太買いした材木を自身で管理するというものです。
たとえば一本の胡桃の丸太買いをしたストックがこれです。

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これは8枚の日本の胡桃の板です。長さは2.2メートル厚みは45ミリです。
一本の胡桃の丸太なので、当然色調、木質等が調和しています。
ここからテーブルを作ったり、椅子を例えば6脚作れれば、統一感があるのは当然です。
その方だけの世界に一つのセットになります。同じ木は2度と無いわけですから。

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一方で製品買いというストック方法があります。これはアメリカで板材に加工されたホワイトアッシュです。
仕事は楽ですが、木質が揃わない時があります。何本もの丸太が混載されているからです。
これは椅子のスピンドルに使ってます。ギター材としても、有名ですね。

どちらも長所がありますが、木工家の仕事の真髄が木を見る事だとすれば、丸太を自分で選んで製材するのが、自分に合ってるなと思っています。

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なので、わたしのストックしている板には、写真のような印がついています。
製材する時に印をつけて、あとでこの板がどの丸太の何番目かを分かるようにしているのです。
同じ山桜や胡桃でもAの丸太はテーブル、Bの丸太は椅子、Cの丸太はキャビネットというように
見極めていくのですが、それを瞬時に判断できるようになれば、木工家と自分を呼べるでしょう。

ちなみにこのAの山桜の丸太はデスクになる予定です。とても綺麗な色調と木質です。

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板の端を少しカットしたこの部分だけで、この板が美しいデスクになる事を確信しているのですから、
相当の想像力と経験がいるかもしれないですね。
そんな風にして木と真っ直ぐに向き合っている事が自然の素晴らしい力を感じるという事につながっている気がします。

いつか胡桃や山桜、トネリコの樹が育つ明るい広々とした森を育てたい、そんな壮大な夢を持つようになってます。
今はまだ遠い遠い夢ですね。


デスクトップ製作記

デスクトップ製作しました。
朱里ザクラとシナの木の組み合わせです。
今回は息子がメインで製作、私は機械の使い方の指南が中心です。

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これは直線切り専用のリョービバンドソーで椅子の足等の同じ寸法の材を準備するのに使う機械
です。木取りと荒仕上げ専門なので、いつも幅広のステライトの刃です。耐久性重視ですね。
27年使っているので、ちょっとお疲れモードですが、がんばってます。定規が軽く動いて操作性がとても良いのです。

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そして曲線専門にカットするマキタバンドソーです。6ミリの細い刃で墨通りに正確に切らないといけません。デスクトップの仕切り板の加工です。うまいぞ!という私の掛け声と共に。

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そして昇降盤で寸法を正確にカットしてから、角や曲面をなめらかに仕上げます。
楽しい組み立ての工程を終えて、オイルでふきあげます。

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完成です。小さな可愛らしい脚を付けてみました。使い勝手も良くて、中々良いデザインになりました。
シンプルな構成にしてみましたが、そこは私達らしく3種類の曲線を組み合わせています。
色々なを曲線をつかいこなすのは楽しいですよ。デザインの自由度は無限に広がりますから。
直線も曲線の一つのパターンと考えてデザインしてます。
朱里ザクラとシナの木の質感の相性も良い感じです。

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ちなみにこのデスクトップのお届け先は地元の小学校一年生の女の子です。
デスクと椅子は以前から使ってくれてます。
良い家具は一生の宝物のようでもあり、ずっとそばにいてくれる友達のようでもありますから、
美しい家具を持つと、感性が豊かで優しい人になれるんですよ。きっと。

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暖かい薪ストーブの季節そしてカフェあまてる

いよいよ工房の薪ストーブに火をいれました。ぽかぽかです。
最初なので、空気の流れを確認するために窓は少し開けておきます。これは大事ですよ。
一番喜んだのは?やはり猫達でした。くつろいでおります。

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この薪ストーブだけで、70畳の工房は冬でも常春のごとく暖かいんですよ。
大井製作所で作っているこのMACKYというストーブは鋳物製でデザインも構造もシンプルなので、お気に入りです。

煙突も東京暖炉の日本製特注品なので耐用年数もバッチリです。
それに仕事が木工ですからゴミもすべて燃料になります。冬はさらに工房がいつも綺麗になって快適なんです。
実は薪ストーブの優先順位は1番が乾燥した薪、2番がしっかり施工された煙突、最後が薪ストーブです。
30年も薪ストーブを使用して得た経験なので、確かです。
さらに現在の建築は空気の流入が限定されますので、考慮しておかなければいけません。
さもないと玄関から冷たい風となって、部屋に空気が吸い込まれます。
私の工房兼住居では、新しい空気の循環方式にしています。単純ですが面白い方法を見つけています。
理屈はともかく、家全体がほわーっと暖かくなってきました。


とそこへ、森の中で道に迷った可愛い娘さんが二人現れました。
迷いついでに中へご案内しました。そんな偶然を楽しめる優しい感性のお二人なので色々お話しました。
家具にも生命力ってあるのかな?そうかもしれません。

1人の方は上田で(アグリカフェあまてる)をお母さんとしているとか。蚕室や蔵を改造した素敵なお店らしいです。
ところで、あまてるって天照大神さんの事ですかと聞いてみると、そうですと笑顔で答えてくれました。
これからは太陽の時代だからだそうです。行ってみたくなりました。

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おいしいランチが楽しみです。信州は魅力的なお店があちこちにありますよ。

家具だけではなく家も設計してみました。

今日来訪されたご家族は、夫婦とも精神科のお医者さんだそうですが、おしゃれで若々しく自由な雰囲気でした。
建築家の父君が新居の設計をなさっているようなので、そんな建築のよもやま話をしていて、ふと今の私の自宅兼工房の設計を参考にという事で
見てもらいました。最初は誰か建築家が設計したものかと思われたようで、私自信の設計だと知って少し驚かれたようでした。

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家の設計など専門的な勉強は一切していなくて、経験といえば大工さんの見習いを一年やったくらいなんです。
ただ家具の仕事を27年もやってるので、素晴らしいお宅をすごいたくさん見せていただいて、知らず知らず勉強してたみたいですね。シンプルに快適で広々という明確なコンセプトがあったので、設計がうまくいったようです。

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ただ最初はこんな感じでした。

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家具屋さんだけに、ドアのデザインやら洗面台のデザインを同時にしてしまう所が自分でも面白いですね。

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建物の配置やら、植栽そして駐車スペースなんかも考えてみました。現在、進行中です。
この家は、来た人が周りの森の雰囲気にぴったりあっているといって、結構好評です。
気持ちの良い風景を作るのが自分の仕事ですから、建築もやはり調和が大切です。

とか少し偉そうにいっていますが、実はこんなすごい大工の友人達のおかげなんです。

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なんとこれは、2階の広々とした?屋根の上での記念撮影なんです。
自分もふくめて全員気分爽快、まさに日本晴れの上棟の日でした。
みなさん御苦労さまでした。最後まで丁寧に心をこめて作ってくれたので、本当に良い家が出来ました。住み心地も快適です。感謝。
プロフィール

星野秀太郎、星野達彦

Author:星野秀太郎、星野達彦
安曇野の家具工房です。
shutarou_h@yahoo.co.jp

長野県安曇野市穂高有明 7363-2
TEL:0263-83-7586
年中無休

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