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デザインスケッチから試作品の製作

以前、ヨーロッパの教会で使われていた椅子を現代風にアレンジして、くれないかという仕事がありました。
それのスケッチです。 

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構造はほぼ踏襲しつつ、すっきりとしたモダンなフォルムが、目指すところです。
ここで図面製作が通常でしょうか。私の場合ここから、いきなり原寸大の試作にとりかかります。
そのノウハウは、経験的に生み出された物というしかないですね。
とにかく材を用意して、削り、カットし、接合部をつくり組み上げます。

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試作ですから、ばらせる事が前提です。寸法はすべて仮に決定しただけの物ですから。
組みあげた試作品を見て、そこからじっくり考えます。細部を追いこんでいきます。
原寸大なので、座り心地も確認して、角度を調整します。
ここで肝心なのは、100%でなくても良いという事です。
デザイン、試作、完成品の製作がすべて自分ですから、
本番の時ここをもうすこし削ると、もっと良くなるという楽しみを、残しておくんですよ。
 
CIMG0923.jpg



そして完成した椅子です。今はデスクチェアーとしてや音楽家の椅子となっています。
すっきりとした形と結構良い座り心地、そして何より超軽量です。みなさんびっくりされます。
という訳で、雰囲気の良いスケッチが書ければ、後はやれば出来るという妙な自信で試作するのです。

こういう私は子供の頃、美術の授業では何だか平凡な絵とか作品しか作れなかった事を思い出しました。
自分には才能があると思った事はなかった気がしますよ。
今、こうして自分の思いを形にして、人に届ける仕事をしてることは不思議な事ですね。


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デザインスケッチと図面の不思議

あるお店の2.4メートルの大きなテーブルのための簡単なデザインスケッチを書きました。

CIMG1155.jpg

使った道具は、5ミリ方眼紙に2Bの鉛筆そして携帯鉛筆削りだけです。
テーブルもこれ位大きくなると、細かい繊細なデザインよりも、重要な問題がでてきます。
人間にとって、大きさは不思議な影響力を持ちます。

デザインの段階で、建築がその板と調和する風景を想像しています。
木の色調、形がどういう効果をもたらすかが、最も大切なところですね。
その一方、脚部のデザインはある意味無限の自由なのです。

という訳で、使用する板とデザインの方向が決まって来ても、図面は書きません。
余裕のある木取り表を作って全ての材料を、ざっと木取りし粗削りしてしまいます。

想像するのは、いつもその家具がおさまった風景。
図面にかいてしまう細かな数字は、その成功を保証するものでは、ありません。

部材の厚みなんかを決めていくと、不思議に全体のバランスも見えてくるし、使い勝手の部分もはっきりしてきます。
今回だけの特別なアイデアも浮かんできたりします。
お店だったら、そのお客さんが楽しいな素敵だなと感じるアイデアです。

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このオ―デイオラック兼テレビ台もその作り方で、仮組してみたものですが。
お客さんのお部屋に実際に納めてみると、あまりにも部屋と美しく調和するので、自分もびっくりです。


そういう風にしていつのまにか、図面無しで作りあがるほうが、良い仕事として成就するという結果になっています。
どこか不思議な集中をしてるみたいです。というより自然に流れるがままなのかな?

昔のスケッチを発見

1988に書いた自分のスケッチを発見。この当時まだ満足のいく作品も中々出来ず、そういう依頼もなかった。
そんな時に、夢をふくらますように、ただ作りたい理想の家具をデザインしていた日々を思いだした。

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そして、次の年の5月、京都の友人の紹介で、自分の夢の作品を一軒のお店で自由に、ただし予算内で出来るチャンスが、本当にやってきた。もう準備は出来ていた。あとはただ夢中で徹夜で製作した。

何も気配のない時からこそ、準備をするそんな習慣がその辺から生まれたみたいだ。
だから、思わぬ事が起こると、面白くなるぞと考えたりするそんな変わった自分です。

嬉しい再会

  
突然の嬉しい再会でした。
それも香港から天使のような笑顔の赤ちゃんと一緒に。

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完成したばかりの、天使の木馬にまたがって、満面の笑顔ですね。

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イギリス人のM夫妻は、昨年の夏まで東京在住でした。
9月に私の大きなテーブルセットと一緒に香港に引っ越し手以来、久しぶりの再会となりました。
今年生まれた愛娘を、見せにきてくれたのです。

私の椅子はどうですかと英語?で聞くと、とても気持ちが良くて満足しているとのこと。
香港への1カ月の船旅でも、家具はびくともしなかったようです。

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この椅子は、ほぼ胡桃材だけで出来ているアームチェアーです。
座面が広々してて座ると不思議に雄大な気分が、しますよ。
イギリスは椅子の本家だと思いますが、日本の木工家の実力を彼らは相当高く評価していて、
ずっとお気に入りの日本の椅子をさがしていたそうです。

国産の胡桃の暖かい色調が、好きだといってました。
ちなみにテーブルは山桜で作りました。なんと8人掛けです。
香港でどんな所にすんでいるのでしょうか?

機会があったら、自分の作品に会いに、香港へ行きたいといったら、
是非、観光にきてくださいと、言われました。

ともかく嬉しく幸せな再会でした。

座り心地の良い椅子その3

今朝、福島に椅子を発送しました。
サミットオリジナルチェア、この椅子は幸福な歴史を持つ定番の椅子です。

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1984 に工房を立ち上げてから、クラフトフェアー等で椅子を発表してきました。
ある時、ふと独創性や個性よりも、とにかく人を包み込むような座り心地をもった椅子を作りたくなったのです。
試作に3週間以上かかったでしょうか。特に座面の形状は、時間がかかりました。

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そうして、出来たのがこの椅子、サミットオリジナルチェアです。
優しい存在感と安定した座り心地に、出来あがった時には、本当に嬉しかったですね。
この椅子は、色々な人に愛されるだろうと確信していました。

400脚から500脚ぐらい、作ったような気がします。
そして実は、定番中の定番でありながら、少しずつ改良しているのです。

CIMG1175.jpg/>

ラダーの部分はおそらく10個以上型があります。
スマート?になってるのかな。
座面の形は、いまだに原型のままです。この座面の型は普遍的な椅子としての美しさが隠れています。
とても幸運でした。
私の座り心地の良い椅子の長い物語がここから始まったのです。

ジャズコンサートでも、つい楽器の樹種が気になる。

今日は、仕事を6時に終えて早めの夕食。
久しぶりに奥さんと二人で、jajaのジャズライブにでかけました。
場所は、穂高交流学習センターみらいのホールです。

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おやおや5弦のエレキベースですね。色がナチュラル色なので、樹種が気になります。
たぶんアメリカ材のホワイトアッシュでしょう。
アッシュは最近自分でも使っているので、なんだか親近感が湧きました。

こんな風にいつも木をみてしまうのは職業病ですね。良くいえば木が大好きって事かな?
最近では、朝ドラのおひさまに出てくる大きな一枚板のテーブルの樹種が気になってます。

3列目の真ん中、最高の席でしたが見渡すとどうも平均年齢が異常に高そうだ。
アップテンポの曲から快調にスタートする。いい感じだ。
でもみなさんついて行けてるのか、ちょっと心配になりましたが、
バンドのアンサンブルが上手で、サックスが綺麗に歌うので大丈夫かなと思って来ました。
バラードが名曲ぞろいなので、会場全体が暖かい雰囲気になってきました。
オールドタイム、いい曲だなあ。

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右端が問題?のアッシュの5弦エレキべースです。いい音してました。
20代前半にマツモク工業という伝説のギター工場で働いていた当時の記憶が蘇ってきました。
自分にとってはとても大切な経験をさせてもらった場所です。
今は、もうないメーカーですが、質の良いギターを作っていたという事で、今でも有名らしいです。
嬉しいですね。


みなさん楽しそうに聞いておられます。自分も安心して音楽に身を委ねました。
曲調とアレンジに変化があって、良いです。ずっと聞いていられる感じ。

家具製作と音楽のライブはちがうように見えて、調和とか人と響きあうというところでは、得るものが、あります。
素晴らしい楽曲が時空を超えていくように、私の家具も普遍的な美しさを身につけたいものですね。

音楽家も木工家も人を幸せに出来るという意味では、良い仕事だなあと感じた秋の夜でした。

今年の春、大きな胡桃の木に出会ってしまいました。

 
すごい胡桃に出会いました。27年間胡桃の丸太を見てきましたが、こんなのは初めてです。
材木屋さんから電話で連絡があり、大きな胡桃が入ったとの自信満々に言うので春の名古屋に行きました。
そこにあったのは?

DSC00503.jpg
 
何と長さ3メートル元が直径1メートル末が66センチの驚愕の胡桃でした。
昨年の秋に伐採の木だそうです。東北材かな?
値段も相当すごいし、もし中に大きな欠点、腐れ、割れがあったら大変な損です。
しばらくながめます。丸太のまわりを歩きます。そして買うしかないと覚悟を決めます。

心が落ち着いてくれば大丈夫です。うまくいくような気がしてきました。

 
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最初の引き始めです。綺麗な色と木質だぞ。さあどうなる。
 
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これはすごい!圧倒的な板です。その後順調に製材は進み、私は板のまわりをうろうろ。
人は本当に素晴らしい物に出会うと、笑顔になるんですよ。
この一連の胡桃の板は、来年秋ごろから、作品になります。感謝。感謝。
 
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製材所の方に割れ止めをぬってもらってます。
DSC00506.jpg

ひさしぶりに心が晴れ晴れとしました。
日本も自分もがんばるしかないと思った春の一日でした。

ショールームに桜のネームプレート

友人であるSEEDデザインスタジオの小松夫妻が、秀太郎工房のネームプレートをプレゼントしてくれました。

CIMG1113.jpg

元々SEEDさんの依頼で、旅館のネームプレートとして私が製作した朱里桜の板に
小松さんが、うちのロゴをレーザーで彫りこんで作ってくれました。
ショールーム入口正面の壁に、ピタリとおさまりました。
取り付けも彼がやってくれました。
 
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素晴らしい。SEEDさんは自然体で仕事をするので、その作品はどことなく爽やかです。
看板や名刺も製作してもらってます。

CIMG1122.jpg

小松さんはこのロゴを使ってTシャツも作って持ってきてくれましたよ・
近日公開。

椅子を製作中その1

ローアームチェアを製作中です。
アーム部とラダー部の加工途中です。
この椅子はどうしても背の低いものが欲しいというお客さんの強い?要望によって生まれました。

その直前に別の仕事で大阪に行った時に、閃いたアイデアがあったので、試作できたんですね。
私の仕事のキャリアーはギターの試作室から始まっているので、
新作を生み出すやり方を直感的に理解しているかも知れまん。

よく驚かれるのですが、図面を書かずにいきなり試作品を作り初めます。
無茶なように思えますが、感覚重視のそのやり方が自分に合っているのでしょう。

この椅子の試作は、不思議にすらすらとできました。
背もたれの角度もとても良い感じでした。
技術的には、無理のない自然な加工方法を捜します。再現性が大事ですから。
この写真を見れば、分かる人には分かるという感じでしょうか。


CIMG1145.jpg

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ここの加工精度がシンプルな構造体だけに、重要になります。
その前に美しい木目になるように、木を選択しなければ、なりません。
その作業を木取りといいます。
板には、それぞれ世界に1つしかない個性があるので、ひつようなのは経験と勘そして木が好きって事かな?

気持ち良く集中できれば、最善の答えはいつも用意されているように感じる事もあります。

この木取りにはバンドソーという木工機械を使います。
近々鈴木機械お勧めの愛知電機の大型バンドソーを導入予定です。
すごい製材能力がありそうなので、仕事の幅が広がり、楽しく仕事が出来そうです。




座り心地の良い木の椅子 ユーザーの声 その1

滋賀県のk様から、嬉しいお便りが、ありました。実際のお宅の写真と感想です。

P1010512 (1)

星野様へ Kです。

 椅子の感想を・・・・もう少し・・・

 この椅子を置くだけで、その空間がより特別な場所になったみたいです。
 あたたかみがあって、優しい座り心地。

 人のぬくもりが伝わって来るようで、身体をそっと包んでくれて、最高です。
 存在感も大きく、時には、じっと眺めているだけで、心がホットするんですよ。

 あきのこない本物に出会えた喜びで一杯です。
 
 少しづつ増やしていきたいですね。(椅子、テーブル等)
 また、よろしくお願いします。

 星野です。  K様へ、こちらこそ、ありがとうございます。
        作り手として最上級のほめ言葉をいただいた気持ちです。
        心に勇気をもらいました。

 
プロフィール

星野秀太郎、星野達彦

Author:星野秀太郎、星野達彦
安曇野の家具工房です。
shutarou_h@yahoo.co.jp

長野県安曇野市穂高有明 7363-2
TEL:0263-83-7586
年中無休

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