春ぜみが初めて鳴いたその日、新しい椅子を試作中。

気持良く晴れた5月の朝に春ゼミを初めて聞きました。

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窓を開けると爽やかな風が静かに部屋を通り抜けていきます。
庭に出て木々の一本一本の芽吹きの様子をながめます。
それぞれが個性的に成長する様子は実に面白いです。

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今日はいよいよ新しい椅子の新作に集中してみようという気持ちになってきました。
素晴らしい建築に調和するようなスッキリとしたデザインにしなければなりません。
もちろん坐り心地が良いのは、必須の条件です。

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この椅子の心地良い部分を生かす事を前提に試作を開始です。
椅子の構造は明確になっているのですが、はたしてそれが美しい椅子になるかどうかが問題です。

とにかく思うがままに原寸で試作を開始します。

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おやおやとても美しい後ろ姿です。後ろ脚の曲線とアーム部分の曲線が調和しています。
少なくともこの方向で良さそうです。座面はこの段階ではボール紙や合板です。
座面の形は重要ですが、実はその前に椅子の個性を決定付けるのは、座面の大きさなんです。

大きさが決まらなければ形も決まりません。
しばらくあれこれと切ったり削ったりしていましたが、良い形になってきました。

この部分の試作のノウハウは人それぞれだと、思います。個性がでやすいのかな?

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そして夕食の直前にその新しい椅子の試作品は突然?出現しました。
ゆったりとした包容力を感じさせる坐り心地の椅子になりました。

今回この椅子の構想が出てきた時には、正直にいって成功する確信はあまりありませんでした。
素敵な椅子はそんなに簡単に生まれませんから。

試作がうまくいったのも今年初めて聞いた春ゼミのおかげかもしれません。感謝。




芽吹きの春と共に完成した新作のテーブル

安曇野もいよいよ芽吹きの季節になりました。
冬の寒さのせいでしょうか?
全ての木々や野の花達が一斉に芽吹き始めました。

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自然にはえて来たスミレの明るい紫が綺麗です。
木も野の花もちゃんと見てやっているとすくすくと育ちます。
人の気持ちがつうじるのでしょうか?

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そんな嬉しい春に
素晴らしいウオルナットの新作のテーブルがとうとう完成しました。

デザインのコンセプトはその空間表現にあります。
ゆったりとその一枚板は空間に浮かぶようでもあり、中心にある大木の幹を感じさせる造形が見る人の心に
どっしりとした安定感を感じさせるのです。


雄大さと繊細さを兼ね備えたデザインといっても良いでしょう。
更に使い勝手の良さもあるので、生活を新鮮で上質な方向へと導いてくれます。

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脚部のみの構造は余り例をみない構造ですが、とても剛性の高い構造体になっています。
美しくしなやかな春のテーブルになりました。

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天番のウオルナットと共木のアームのくつろぎの椅子との風景としての調和も素敵です。

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手道具の逸品がやってきました。


お昼に昔、大変お世話になったA氏より来訪の電話がありました。
その方は何と!秀太郎工房とサミットチェアの名付け親です。

若かりし頃(誰でも)に様々な貴重なアドバイスをしていただきました。
自分の作品の良さを客観的に見るように教えてもらった気がします。

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1991に最初の本格的なサミットチェアを当時のリンゴ畑の中の小さい工房で製作していた時です。
A氏はそのデザインと主材としていた姫胡桃の木質の良さに気付かれて、10脚も購入されたのです。
それはまさにオリジナルとして8脚は大切に保管されているそうなのです。

今度御自宅の方へ見に行くお約束をしました。
21年前の自分に合うような気がします。
まるでタイムマシンですね。

さらに今回こんな素晴らしい手道具を持って来てくださいました。

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名古屋の有名な青山鉋店が特別にあつらえた赤樫の豆鉋です。
秀太郎工房は主に椅子中心の製作体制なので豆鉋という手道具をとても良く使います。
今使っている物は20年以上前の物です。

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右側の鉋が椅子の座面の荒掘りに使うものです。白樫で作られています。
使い込んでいるので、真鍮を自分で埋めています。
そうすることによって酷使しても大丈夫なのですが、これからは2台体制で行きましょうか。



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この新しい鉋刃には鍛冶屋さんの印が刻印されていました。
神と一瞬読めたのでちょっと驚きました。

神田の毛作という有名な鍛冶屋さんの作だということで素晴らしい切れ味だそうです。
この豆鉋たちはまさに一生物の逸品です。
気持ち良く仕事が出来そうです。


スクエアクラフトの色々な木のバターケース


スクエアクラフトの川原君が最新のバターケースを見せに来てくれました。
色々な樹種で製作しているという話だったので楽しみにしていました。

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不思議なもので同じデザインでも、違う樹種だと感じる雰囲気が随分と違いますね。
私も結構色々な木を使うので、自分が良いなと思うバランスは確かにあります。

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今回選んだウオルナットはやはり落ち着いた雰囲気です。
ウオルナットのテーブルで使われる予定なので、調和する事でしょう。

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その他にケヤキ、えんじゅ、ミズナラ、ブビンガ、胡桃、タモ(どうも楢に近いけど?)があって、
それぞれの良さがあります。道具として見てみると重さの違いが一番気になる所です。

スクエアクラフトではその重さをそれぞれ公表しているとの事です。さすが!!
ただし、我が家で使っているみずめのそれは重いのが使いやすいです。CIMG2185.jpg

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今までにない新しい商品ですから、選ぶ方も新鮮な気持ちになると思います。
色々な木を見てそれだけで、話が盛り上がるというのも、幸福な事と思っています。

長年(20年?)私の手元にあったとても美しいタモの板が川原君の手でバターケースになる予定です。
暖色系の色調でありながら、緻密な木質をもっている板ですから、これは楽しみです。
どんな人の許に旅立つのでしょうか?

心弾んだ午後でした。




よき一日でした。

冬の寒い一日ではありましたが、ウオルナットの一枚板を外で仮仕上げしました。
右側の2枚です。中々良い木質です。
どんな樹種の板もいつも驚きと感動があります。

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夕方スクエアクラフトの川原君から、特注のバターケース完成の連絡です。

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今回は私の作るウオルナットのテーブルで使っていただく予定のバターケースなのでウオルナットでという事になりました。いつもながら丁寧な作り込みですから、品格さえ感じます。


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お義母さんの86歳の誕生祝いにラピュタにやってきました。
前菜の盛り合わせにも又一工夫あったりして、いつも満足感のあるおいしいお店です。
この夜もお客さんで満席でした。CIMG2924.jpg

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オーナーシェフの小川さんより、お祝いのメッセージが届けられました。
嬉しい良き一日でした。


プロフィール

星野秀太郎

Author:星野秀太郎
安曇野の家具工房です。
shutarou_h@yahoo.co.jp

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